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楽をしたい、というのは限られた条件下の欲望だと思う。
そうじゃなかったら、努力をしてしまったほうが楽だ。
少なくとも前に進んでいるような、ポジティブな気持ちにはなれる。何かまだ余地がある、変えられる、と感じることにかなり気分は左右される。模様替えしかり。
実際には自分は変わらない。だけど、努力をしてしまうことはいつだってできる。
それも、「心地良い努力」をすること。
無理に大きな目標を掲げない。
短期的に快感を得られる実験的サイクルを複数回すこと。
人間にとって、完全な休息の中にいながら、情念もなく、仕事もなく、気晴らしもなく、神経を集中させることもない状態ほど耐え難いことはない パスカル